アメリカには日本のように戸籍制度はなく、生まれた証明として「出生証明書」バース・サーティフィケイト(Birth Certificate)という証明書があります。
日本生まれの長男のキンダー入学にあたって領事館で出生証明書を発行した方法をご紹介します。
アメリカで日本の出生証明書を取得する方法
すでに日本で出生証明の届け出をしているのであれば、それをアメリカ版のバース・サーティフィケイトとして発行することが可能です。
日本生まれでアメリカ国籍を持たない長男は、もちろんアメリカでバース・サーティフィケイトを登録したことがないので、そういった場合は母国の出生証明を元に英訳された書面がアメリカでいうバース・サーティフィケイトとなります。
出生証明書(Birth Certificate)を取得する方法:必要書類
出生証明書を発行申請するにはいくつか事前に用意する書類があります。
書類によっては日本の区役所から取り寄せないといけないものもありますので、余裕を持って申請できるようにするといいです。
必要書類①申請書
管轄の領事館で入手するか、ホームページで掲載がある場合はそちらからダウンロードすることができます。我が家の場合は、サンフランシスコ領事館なので以下のような申請書に記入しました。(画像をクリックするとPDFに飛びます)
2枚目は英語での記入ですが、例文があるのでその通りに記入すれば問題ないと思います。
ただ、例文のように「MInato ku, Tokyo to」ではなく、「Minato ward, Tokyo Metropolis」という風に書かなきゃいけないそうです。日本ではまんま英文で記入していただけに少し違和感がある方もいるかと思いますが、あくまでネイティブに提出する書類になるのでその点は間違えがないようにと担当の方にアドバイスいただきました。
ちなみに、市区町村で村の場合は「village」で問題ありませんでした。
必要書類②パスポート
もちろん有効期限内のパスポートが必要になります。
両親が子供(未成年)の申請をする場合は、両親と子供のパスポートが必要になります。
必要書類③米国滞在資格
グリーンカードやVISAなどの米国滞在資格を証明するもの。
原本の提示が原則ですが、提示が難しいという方は一度担当の方に相談してみてください。
またVISAの種類や永住者、重国籍者によっては必要書類がふえたりと変わってきますので必ず直近の情報をもとに確認をしてください。
サンフランシスコ領事館を利用の方はこちらのページで確認ができます。
必要書類④戸籍謄(抄)本
戸籍謄本もしくは戸籍抄本の1通が必要になります。ない場合は日本からの取り寄せという恐ろしいことになりますが、もし戸籍内容に変更がない場合は、古い戸籍謄(抄)本でも問題ないとのことです。(電話にて確認済み) 我が家は1年前に取得した戸籍謄本でしたが問題なく使用できました。
ちなみに、出生証明証の受け取り時に、提出した戸籍謄本は返却されました!提出先に期限指定がなければ、この戸籍謄本を再利用することも可能だそうです。
日本だと発行から半年以上経っちゃうと使用できませんが、その点融通きくところがあってありがたいですね!まぁ、半年以内って決められちゃうと日本からの取り寄せ必須で大変なのですが…
【外国名が含まれる場合】必要書類⑤綴りを確認できる公文書
外国名が含まれる場合、綴りを確認できる公文書(パスポート、出生証明書等)が必要になります。
私は管轄のサンフランシスコ領事館で確認をしましたが、「お住いの都市 領事館」で検索してご自身の管轄の領事館で最終的な確認をされてくださいね。
出生証明書(Birth Certificate)の手数料や支払い方法
私の住んでいる管轄のサンフランシスコ領事館では、クレジットカードやデビットカードの支払いはNGで、以下の2つの方法でのみ支払いが可能でした。
- キャッシュ(現金)
- マネーオーダー
幸い、領事館周辺には銀行が立ち並んでいて、駐在員に人気のユニオンバンク(Union Bnak)もワンブロック歩いた徒歩2分ほどのところにあったので、手数料を忘れてしまった方もなんとかなるかと思います。
アメリカの「出生証明書」バース・サーティフィケイト(Birth Certificate)とは
アメリカにも出生証明があり、バース・サーティフィケイト(Birth Certificate)という証明書があります。日本の戸籍システムのように証明書として強い効力を持つ書面で、学校入学時、ソーシャルセキュリティーの取得、パスポート発行など、公的手続きで必要になる書類です。
アメリカ人の友人曰く、バース・サーティフィケイト(Birth Certificate)はアメリカ人がSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)とパスポートと同じくらい大切に保管しているものらしいです。
出生証明は、本人がいつ、どこで出生したのかを証明するもので、日本の出生証明書を領事館で発行する際はもちろん英文で発行されます。
(近々、アメリカのバースサーティフィケイト発行方法の記事をアップいたします)